〜あらすじ〜
その屋敷は、幕末への扉だった。
時空を超えた恋、そして歴史の激動。
タイムトリップ・スペクタクルが始まる。
創作活動に専念するため、母の出身地の熊本へ東京から移住したSF小説家、井納惇(永井大)。
引っ越し先は、かつて祖父母が住み、今は空き家の古屋敷。庭に多くの椿が植えられ、百椿庵と呼ばれれている。
築150年を過ぎるこの屋敷には、幽霊が出るという噂があった。引っ越して来たその夜、惇の前に着物姿の娘が現れる。惇の友人で郷土史に詳しい黒瀬幸太(金子貴俊)によると、彼女は、江戸末期に百椿庵に住んでいた
武家の娘らしい。惇と幸太が屋敷を調べると屋根裏には、不思議な仕掛けが。これが、現代と幕末をつなぐ秘密だった。つばき(福田沙紀)という名の娘は、145年の時を超えて現代にやって来たのだった。
「元の時代に戻りたくない」というつばきを現代の生活に馴染ませる為、惇は従妹の仰烏帽子綾(真野恵里菜)と共に熊本の街へと出る。ビル、自動車、飛行機、そして道行く人々の姿、見る物すべてに驚き、喜ぶつばき。しかしその途中つばきの具合が悪くなり、突然姿が消えてしまった。もう一度つばきに会う為、145年前に飛ぶ決心をする惇。無事につばきと再会した惇はつばきの母・芙美(紫吹淳)に温かく迎えられる。しかし長男の妻・千鶴(永池南津子)はその様子を快く思っていなかった。翌日、つばきと惇はつばきの父の旧友である思想家・横井小楠(勝野洋)の家で、坂本龍馬(渡邉紘平)と出会う。そこで熊本藩士の中に攘夷思想を持つ勤王党と呼ばれる人々がいて、開国論を主張する横井や坂本が狙われていることを知る。つばきと惇、二人の間には恋心が芽生えるも、幕末の激動の渦に巻き込まれていく─。タイムトリップの先にある二人の恋の行方は!?
梶尾真治の描く究極のタイムトラベル・ラブロマンスを、演劇集団キャラメルボックスの成井豊が脚本・演出し、待望の舞台化。
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