明治座

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藤間勘十郎プロデュース公演 11月28日(木)~11月28日(金)

11月27日(木)昼の部 13:00開演

種蒔三番叟

藤間勘十郎
藤間勘十郎

 三番叟の舞は、能の「翁」をもとにした五穀豊穣を祈る舞踊。後半の鈴を振りながら舞う段では種まきを思わせる所作があり、豊作祈願を表している。
『種蒔三番叟』は、藤間勘十郎の祖父・六世藤間勘十郎と、四代目市川猿之助の曾祖父・二代目市川猿之助の顔合わせで踊られたこともある、大変縁のある作品です。 今回はその当代同士による豪華共演が実現します。

汐 汲

 『汐汲』は平安時代に、須磨に流された在原行平と恋に落ちた、汐汲みの海女・松風の踊りです。 長唄の代表曲ですが、実は、初演は常磐津と長唄の掛け合いでした。しかもその振付は初代・藤間勘十郎。 当代勘十郎が原点に戻り、今ではめずらしい常磐津と長唄の掛け合いという豪華な体験をお届けします。

阿古屋三曲琴責め

藤間勘十郎
藤間勘十郎

 壇の浦に滅んだ平家残党の大物・景清の行方をたずねるため、景清の愛人、遊女の阿古屋が引き立てられます。 情深い役人・重忠は、阿古屋に、琴、三味線、胡弓の三曲を演奏させ、その調べに少しも乱れのないことを聞いて、本当に知らないものと認め解放する。
 阿古屋は、琴・三味線・胡弓を実際に一人で演奏する至難の役。今回は勘十郎が素踊りでこの難役を披露します。 踊りだけでなく、それぞれの技巧にもご注目下さい。

湧昇水鯉瀧 ~鯉つかみ~

 昼の部のトリは、昨年の「明治座 五月花形歌舞伎」で大好評を博した『鯉つかみ』。 この演目が舞踊劇として戻ってきます。現在、花形舞踊界を牽引する尾上菊之丞と花柳流の新星・花柳ツルの共演が注目の作品です。

11月27日(木)夜の部 17:30開演

音草紙童絵日記

 藤間勘十郎が書き下ろした新作舞踊です。二段構成の本作では下駄でタップダンスの様なリズムを刻む、新しい趣向が見どころです。

菊慈童

 中国古代の王に仕える少年が経文を菊の葉に書き写すと、菊の葉から滴が滴り霊薬となって、 七百歳の長寿を保ったという話。花柳芳次郎に漂う若き気品と瑞々しい輝きが最大限に活かされる作品です。

玉 兎

 お月様の兎が餅つきをしているおとぎ話を舞踊化したものです。中村鷹之資の清爽な舞いをご覧下さい。

吉野山

 歌舞伎の人気作品『義経千本桜』の四段目。静御前が愛する義経を訪ねて吉野山へ向かう道中を、幻想的に描いていきます。 忠信は実は狐が化けた姿で、静御前の持つ鼓の皮は、その狐の親狐でした。 今回は狐忠信を猿之助、静御前を勘十郎の顔合わせで素踊りの魅力をご堪能いただきます。

女鳴神

 歌舞伎十八番の内の「鳴神」。本作では、鳴神上人ならぬ、鳴神尼の所へ雲の絶間之助という美男が現れ、 鳴神尼の行法を色仕掛けで破ります。
『女鳴神』は上演機会の少ないめずらしい作品です。市川ぼたんが兄・海老蔵も取り組んでいる「鳴神」の男女逆転版に挑みます。

11月28日(金)昼の部 15:00開演

通し舞踊劇~東海道中四谷怪談より~
双草紙四谷怪談

 怪談の定番である「東海道四谷怪談」は文政8年(1825年)に成立し、現在まで繰り返し上演される歌舞伎の代表作となっています。この歌舞伎狂言の名作を今秋、藤間勘十郎が初めて舞踊劇に仕立てます。
 お岩と伊右衛門を中心に描く、哀しくて切ない、そしてかつてない程恐ろしい日本舞踊劇。「四谷怪談」の発端となる 浅草観音額堂の場から始まり、お岩の壮絶な死を描く浪宅の場、その怨みが幽霊となって現れる隠亡堀の場、 そして雪の六義園の仇討までを舞踊で綴ります。
 藤間勘十郎が、伊右衛門、与茂七、按摩宅悦を一人で踊りわけるところが見どころです。 世話物舞踊で圧倒的な存在感を持つ市川ぼたんがお岩を勤め、市川染五郎が大星由良之助役でこの全幕舞踊劇に厚みをもたらします。

煎じもの

市川染五郎
市川染五郎

 囃子の稽古をしている主人と太郎冠者の元に煎じもの売りがやってきます。薬湯を勧めますが二人は稽古に夢中で相手にしてくれません。 それならばと煎じ物売りは、稽古に合わせて、拍子に乗って売りにかかります。狂言「煎じ物」を題材にした尾上菊之丞の書き下ろしによる 新作舞踊です。
 本作の脚本を手がける尾上菊之丞、そして、藤間勘十郎と市川染五郎の豪華共演によって本公演を賑やかに締めくくります。