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2004年11月公演 夫婦善哉

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作品紹介

出演:中村玉緒 藤田まこと
曽我廼家鶴蝶・芦屋小雁・正司花江・穂積隆信・島田順司
鴈龍太郎・小野寺丈・田中綾子・東風平千香・山口京子・鷹家昌子
原作/織田作之助
脚本/阿部照義
演出/北村文典

芸者の蝶子(中村玉緒)は女房子供がいる若旦那の柳吉(藤田まこと)と駆け落ちして
東京へ出るが、関東大震災に遭い命からがら大阪に戻ってくる。
折箱屋の二階に部屋を借りて生活を始める二人。
家でごろごろしている柳吉に代わり、蝶子がヤトナ芸者(京阪地方で、臨時に料理屋・待合などで
やとう仲居)として働き、何とか柳吉を一人前の商人にしようと必死になって金を貯めていた。
そんな蝶子を尻目に柳吉は遊び歩く日々。
しかし、蝶子はどこかとぼけた柳吉が愛らしく見限ることはできないのであった。
いつしか、柳吉は自分より若い蝶子のことを「おばはん」と呼ぶようになっていた・・・。

《原作「夫婦善哉」の著者・織田作之助》
大阪生まれの小説家。享年35歳。
代表作は「夫婦善哉」「木の都」「可能性の文学」「六白金星」など。
坂口安吾・太宰治等とともにデカダンス文学の代表作家といわれた。
大阪文学振興会主催で、新人の登竜門とされる織田作之助賞がある。
原作「夫婦善哉」が、インターネット図書館青空文庫で公開されています。
下記サイトからどなたでも無料でお楽しみいただけます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000040/card545.html