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2006年4月公演 白石加代子の「源氏物語」 藤壺、夕顔、六条御息所

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作品紹介

台本は、瀬戸内寂聴のチャーミングで活気あふれる現代語訳に耳に心地よい原文、当時の風俗や習慣
などの解説を織り交ぜて構成されています。
古典文学を誰でもわかりやすく、難解なところのないように噛み砕いた鴨下信一の演出が、言葉に命を
与え、そして多くの登場人物や名場面を白石加代子が語ります。

瀬戸内寂聴は、こう評しています。
二人が1992年から続けてきた「百物語」という朗読劇のシリーズで、白石加代子は女優として多くの賞を
受賞しました。この『源氏物語』は、まさにその集大成と言えるでしょう。

平成15年、17年と公演した「若菜上下」「須磨、明石と末摘花」は、おかげさまで大好評をいただきました。
今回の上演は、源氏の君の宿命の恋人・藤壷中宮から、嫉妬に身を焦がす六条御息所まで、長い物語
の中でもひときわ美しい存在感を放つ女性たちを中心にまとめあげました。

白石加代子が一夜で語る『源氏物語』の女性群像。
さまざまな恋が大きな炎となって、あなたの心を燃やし尽くすかもしれません。

《あらすじ》
宮廷で光り輝く光源氏は、母によく似た想い人・藤壷との恋を成就させるが、その女性は父帝の妻であった。
しかし恐ろしい不義の恋を胸に秘めつつも、さまざまな女性たちと浮き名を流していく。
年上の恋人・六条御息所は、激しい嫉妬のあまり生霊となり、内気で可憐な夕顔は、光源氏の隣で息を
引き取るのだった・・。