昭和時代

7昭和の明治座

震災後の明治座復旧にあたっては、現在の浜町公園に近い場所に移り、昭和元年に起工、昭和3年(1928)3月4日初日で新しい門出を迎えます。
こけら落しを務めたのは左團次一座でした。
以後、六代目菊五郎、初代吉衛門、新派、新国劇、青年歌舞伎などを毎月上演、新派は本流新派のほかに花柳章太郎らの新生新派も作られ、井上正夫・水谷八重子の一座もありと多彩でした。
昭和10年(1935)には、花柳界もので芸者による殺人事件を題材とした「明治一代女」が大当たりし、隣接した葭町の花柳界が舞台だったこともあり、明治座人気に沸きました。

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