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2008年9月 大川わたり

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作品紹介

原作: 山本一力 (祥伝社文庫刊)
脚本: 水谷龍二 演出:江守 徹
主催: 明治座 テレビ朝日
出演: 筒井道隆 風間杜夫 江守 徹
          池上季実子 松村雄基 渡辺 哲 荘田由紀 他

大川の東と西を、ひとは好きに行き交っている  それなのに―
銀次には命を掛けた約束があった。

江戸、深川―。
銀次(筒井道隆)は腕のたつ大工だったが、ふとしたはずみで博打に手を染め、二十両の借金を拵えてしまう。更生を誓った銀次は、命がけで賭場の猪之介親分(渡辺哲)に返済の猶予を願った。日頃から銀次に目を掛けていた猪之介は、命を取る代わりに大川の東側への立ち入りを禁じる。

「おめえが大川のこっちに来てもいいのは、ゼニをけえしに来るときだ。そうじゃなしに一歩でも渡ったら、その場で始末する」

深川で育ち、この土地で仕事をしてきた銀次にとって、それは厳しい「縛り」であった。
永代橋を渡った銀次は、堀正之介(江守徹)の道場に寄宿し学問と剣を学んだ。
やがて銀次の才を見抜いた正之介の勧めで、日本橋の呉服商千代屋に手代として奉公することになった。
瞬く間に主人太兵衛(風間杜夫)の信頼を得、また女中のおやす(荘田由紀)とも心を通わせ、千代屋での銀次の生活は順風満帆かに思えた。しかし、猪之介の子分で銀次を妬む新三郎(松村雄基)が密かに奸計をめぐらしていた。
ある日銀次のもとに、踊りの師匠柳花(池上季実子)からの大口の注文が舞い込むのだが・・・。


山本一力が描いた、感涙の長編時代小説を舞台化!
「あかね空」で第126回直木賞を受賞した山本一力。氏が作家生活に入った初期に書いた長編が今回上演の「大川わたり」です。
道を踏み外しかけた青年・銀次が、強い意志を持って立ち直ろうとする姿と、そんな彼を取り巻く人々との関わり。生き生きとした江戸の庶民の生活と共に人間の弱さ、強さ、醜さ、優しさが丹念に描かれ、読む者に爽やかな感動と共感を与えます。
この舞台化にあたっては、「居残り佐平次」「火焔太鼓」など明治座では落語を元にした作品でお馴染みの水谷龍二が脚本を、明治座は初登場の江守徹が演出をつとめます。さらに実力派揃いの出演陣を得て、舞台上に展開する山本一力の江戸情緒あふれる世界にどうぞご期待下さい。




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