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レビュー

6月4日(木)~6月26日(金)

谷崎潤一郎が唯一描いた喜劇作品―
昭和変動期に小説家宅で繰り広げられたお手伝いさんたちの日常生活を
明るく楽しく描いた“お手伝いさん奮闘記”


レビュー紹介

演劇ジャーナリスト 大島幸久

(ブログより抜粋)・・・「喜劇・台所太平記」は主演・沢口靖子のキュートで清廉な芝居に加えて、戦後の昭和の懐かしい原風景が見られる上質な喜劇になった。・・・沢口の癖のない素直な演技が清々しい一方、谷崎の傑作「細雪」の舞台化で馴染みの高橋惠子、南野陽子、川﨑麻世、永吉京子が脇を固め、谷崎を演じる古谷一行とともにチームワークの良さで舞台が弾んでいる。そしてお手伝いさん部屋の置かれた白黒テレビの前に集まる人々、東京タワー、ミッチーブーム、フラフープといった昭和30年代のキーワードが続々と登場するのは懐かしい限りだ。・・・

記事全文はこちら→「大島幸久の『何でも観てみよう。劇場へ!』」

【大島幸久プロフィール】
スポーツ報知で演劇を長く取材の後、幅広いジャンルの演劇ジャーナリストに。鶴屋南北戯曲賞、芸術祭などの選考委員を歴任。東京生まれの団塊世代。

お客様アンケートより

谷崎潤一郎の唯一の喜劇というので、とても楽しみにしていました。
笑えて最後は涙もありで、でも谷崎らしいところもあり
役者さんもとてもみんなハマり役で本当に素晴らしい公演でした。(40代女性)

出演者の皆様の演技が素晴らしく、感動いたしました。(60代男性)

内容が大変良かったです。笑いあり、泣きあり、特に沢口靖子さんに楽しませてもらいました。(60代女性)

谷崎潤一郎作品にこんなコメディタッチの作品があったんですね。
とても楽しく拝見しました。沢口靖子さんの可愛くて、それでいて凛としている姿、
南野陽子さんの相変わらずの可愛さ、高橋さん、古谷さんの円熟味そのほか、どれも素敵でした。
いつの間にか舞台の上に入り込んでいる自分に気がつきました。(60代男性)

ドタバタでないのに面白い。泣かせる場面も教訓の台詞もあり、大層楽しかった。(50代女性)

普段はテレビで活躍されている俳優の方々を初めて観る舞台でした。
舞台では立ち居振る舞いはもちろん目に見えるものですが、自分の耳に直に届く声とセリフがテレビとは全く違うものなのだなあと感じられ舞台の面白さを感じました。(50代女性)

始めは笑う場面が多く、それだけの話かと思って観ていましたら、しんみりする場面や考えさせられる場面もあり、予想以上に素晴らしい舞台でした。(50代女性)